南州寺の不動明王像(県指定有形文化財)[2006年09月08日(金)]

不動明王像
県指定有形文化財
鎌倉時代の作
右手の秘剣は種々の煩悩の悪魔を切り左手の索は難状の衆生が迷道におちいらんとする時に縛してこれを救う
南州寺には、県指定有形文化財の不動明王像があります。
この不動明王像は、鎌倉時代の作といわれます。三国名勝図会によれば、「鹿児島郡伊敷村(市内伊敷町)に不動堂があり、不動明王が安置され、この堂の古鐘に「正和6年3月(1869)」と記され・・・」とかかれており、この像の古さが分かります。
明治2年(1869)、廃仏毀釈のとき、ひそかに隠され、同年末頃南州寺に移されたといわれます。本県の数少ない仏教美術品のひとつとして、きわめて価値高く、昭和30年、県の有形文化財として指定されました。
不動明王は、五大明王の一つで、釈迦如来がいっさいの悪魔を降伏させるために化身して忿怒身になったもので、常に大火災の中にあって諸難やけがれを焼き、衆生を擁護するといわれます。台座の高さ7.6m、火災の先端まで1.24mあります。
五大明王(ごだいみょうおう)とは、数多い明王の中でも中心的役割を担う5人の明王を指し、不動明王が火生三昧の中心に位置し、東を降三世明王、南を軍荼利明王、西を大威徳明王、北を金剛夜叉明王の4人が守護しています。
2006.9.3
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