さつま日光!花尾神社(神社)(鹿児島市花尾町)[2006年07月08日(土)]
花尾神社
鹿児島県鹿児島市花尾町4193TEL:099-298-7669
有形文化財(昭和55年2月25日)
花尾神社社殿・花尾神社墓石塔群
新かごしま百景
相殿祭神 清和天皇
主神 源頼朝・丹後局
従祀神 僧「永金(ようきん)」
御利益。安産・子授け
宝物
丹後局の宝剣 一振、御鏡 三面
源頼朝公 御笏(おしゃく)、御真筆 二幅、御髪毛入
花尾大権現廟記 その他数点
国道3号線から川田方面へ・・・川田川支流を登っていくと、田園地帯にぽつんと赤い鳥居が出てきます。

印象的な風景
この奥にある花尾神社は、
さつま日光
とも言われている装飾の美しい神社です。

鳥居
入口は赤塗りの鳥居が堂々と建っており、真ん中には「丸に十の字」の島津家の家紋がかかれています。これをくぐると、直径1メートル以上はあろうかという杉の巨木が、神社の境内を囲んでいる神秘的な空間になっています。。
拝殿
杉の間から差し込む光が社殿を柔らかく照らして、より一層美しさを増します。
至る所にある島津家の家紋。そうここは、島津家ゆかりの神社なのです。
初代忠久の母である、丹後局を祀って建てたといわれています。
絢爛豪華な権現造りの現在の社殿は、1713年に建てられたものです。


柱や破風(はふ)は朱塗りで金の面取りがされており、拝殿正面を飾る千鳥破風や軒下は、原色で彩られた植物や優雅な曲線を描いた細工が施されています。
破風・・・屋根の両端の三角部分のこと。


右が象。真ん中が唐獅子
長い牙をむき出し、たてがみを振り乱した象(バク)や唐獅子の彫刻があります。

天井には絵が・・・
社殿の内壁や天井は四百余枚の花鳥絵で埋められていて、当時の絵画技術も鑑賞できます。
秋の例大祭には「花尾楽」と呼ばれる太鼓踊りが奉納され、社殿を更に鮮やかに彩ります。
祭典
歳旦祭 1月1日
祈年祭 3月21日
例祭 4月8日
六月灯祭 7月第3土曜
御局年忌祭 9月23日
新嘗祭 11月23日
〜案内板より〜
花尾神社は藩祖島津忠久公が薩隅日三州の守護職に任ぜられて下向したおり、健保6年(1218)頼朝公の尊像を花尾山の麓に安置したのが創建の時と言われている。
花尾大権現廟記(はなおだいごんげんびょうき)によると、忠久公は母の丹後局と養父惟宗廣言(ひろのり)を薩摩に迎え、廣言を市来の地頭職に任じ、丹後局に満家院(みつえいん)の厚地村と東俣村を与えたということである。
丹後局は安定元年(1227)に亡くなり、遺言によってこの地に葬られ、別当院の平等王院等を建立した僧「永金」もまたこの地に祀られ、歴代藩公を初め厚くこれを尊崇した。
現在の社殿は、正徳3年(1713)の建造で極彩色の権現造り、拝殿等の格子天井には400余枚の植物が描かれ、組物殿や向拝の彫刻や装飾は壮麗で工芸美術の枠を集め、高尚にして格調高く、別名「さつま日光」とも言われている。
拝殿や幣殿には、藩や家臣をはじめ、琉球などから贈られた扁額など多数が掲げられ、文化的・歴史的に優れた価値のある文化財である。
2006.4.29

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